ひとむかし前は、「生徒の駿台、講師の代ゼミ、机の河合」といった予備校通の評がありました。「浪人して東大にいくには、駿台午前部に行け」というのは、キャッチフレーズ化していました。そのくらい、全国から優秀な学生が駿台に集まっていました。現在では、現役生優位もあってか、さほど、「駿台イコール東大」といったイメージはなくなりましたが、依然として、東大、京大、一橋大といった難関国立大には、華々しい実績を出し続けています。しかし、その駿台も、ただ名門の名に甘んずることなく、時代の変化に対応したさまざまなイノベーション(技術改革)を行っています。他の二校と同じく、衛星放送(サテネット)での授業配信にも着手しているほか、パソコンを使った独習システム(駿台CAI)なども開発しています。これらは、コンピュータ専門学校をかかえる強みかもしれません。それだけでなく、大学設立も果たしました(駿河台大学)。
机に向かって勉強しているのだが一向に成績が上かってこない、といった子どもは、けっこういる。その原因を調べてみると、国語の学力が低かったり、一般常識が欠如していたりすることが多い。つまり、言語能力が未発達なために、全般の学力が低迷しているということである。では、国語の学力をつけ、一般常識を身につけ、豆博士になるにはどうしたらよいであろうか。その解決方法は、本好きな子どもにする以外ないといえよう。いろいろなジャンルの本を好んで読む子は、国語の学力が高いだけでなく、すべての教科の学力が高いことは、教えた経験のある人なら、すぐわかるはずだ。まず国語の学力を伸ばすことを考えてみると、精読と多読を平行して学習しなければならない。
かつて、親たちは、生活の糧を求めるのに手いっぱいで、子供の教育を考える余裕もない時代がありましたが、そんな時でも、子供は両親の期待に応えようと、勉強に精を出していたものです。それは、時代に関係なく、今も同じです。両親が毎日を懸命に生きている家庭の子供は、おおむね親との関係も良好で、大人の言葉にも素直に耳を傾けます。ただし、両親は仲良く、コミュニケーションが豊かで、両親自身が子供時代に、たっぷりと両親の愛情を感じていた、という大前提はありますが…。ところで、多少きつい言い方になるが、経済的に余裕がでると、母親の生活態度も、怠惰に流れていく傾向があることも否めないようです。そんな家庭環境では、差こそはあれ、子供にも怠け癖がついているものです。まさに「子は親の鏡」。子供のやる気を喚起したいのなら、まずはわが身をとくと見つめ直してみることです。